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【資料】環境ホルモン問題は、何が問題か

環境ホルモン問題を扱った論文は、「野生生物に異常が現れている。いずれヒトにも影響が出るのではないか」と不安を煽るものが目立ちます。もっと冷静に考える必要があると考えます。そのために、「アロマティックス」誌に1998年から2000年に投稿された西川洋三氏(元 三菱化学㈱環境安全部)の「環境ホルモン問題は、何が問題か」シリーズ(1~9)を紹介します。 それぞれの要旨は次のとおりです。

「環境ホルモン問題は、何が問題か」
環境ホルモン問題全体を概説している。環境ホルモンはPCB、ダイオキシン及びトリブチルスズ化合物などのすでに厳しい規制を受けている物質と、ビスフェノールAなどの物質を区別して考えることが重要である。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その2)
日本での化学物質による環境汚染は、1970年がピークで、それ以降急速に改善されている。日本での野生生物の異常として取り上げられる巻貝の生殖異常も回復に向かっている。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その3)
内分泌かく乱が疑われている物質の水生生物への影響濃度を文献から求めた。また、環境中濃度と比較した。これから、尿由来の女性ホルモンの影響が最大であることがわかる。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その4)
ヒトに悪影響があったことが確認されている唯一の事例がDES(ジエチルスチルベストロール)である。この事例からは、ビスフェノールAを多量に摂取しても女性ホルモン様作用による悪影響はないと考えられる。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その5)
NHKはじめメディアの報道の問題点を指摘した。また、日本人男性の精子濃度の測定結果をまとめた。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その6)
野生生物の異常について、化学物質による環境汚染と関連づけて考察した。また、PCB、ダイオキシンについて日米欧の汚染度の比較を行なった。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その7)
天然の女性ホルモン、合成の女性ホルモン、女性ホルモン様作用を持つ食物成分、ビスフェノールAなど7物質について、女性ホルモン様作用の強さ、生殖毒性との関係、代謝、ヒトでの無作用量を比較した。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その8)
ビスフェノールAの許容濃度について、ドイツのビスフェノールAの許容濃度設定根拠、及びOECDのビスフェノールA安全性検討書を基に考察した。
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「環境ホルモン問題は、何が問題か」(その9)
多摩川をはじめ河川にすむ魚がメス化しているのではないかと騒がれている。魚のメス化の状況とその原因についての解析を紹介する。
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Copyright The BPA Safety Committee of Japanese Manufacturers (BSCJM)