Q-7:ビスフェノールAの低用量問題とはどのようなことですか?結論は出たのでしょうか?
A-7
1997年にミズーリ州立大学のvom Saal博士らが、妊娠したマウスの試験で、許容摂取量よりはるかに低い量(許容摂取量の2千分の1から2万分の1)のビスフェノールA(BPA)を投与し続けると、子のマウスに前立腺肥大と精子数減少の異常が認められたので、従来の許容摂取量の決め方に疑問があるとの説を提起しました。これがいわゆるBPAの低用量問題です。
これに対し、ビスフェノールA業界を始め、これまで国内外の多くの独立した試験機関で大規模な再現実験を試みましたが、異常は再現されていません。
2004年、リスク評価において世界的に権威あるハーバード大学リスク分析センターの専門家パネルは、世界中で発表されたBPAの低用量作用に関する膨大な研究報告書について精査し、証拠の重み付け(weight of evidence)をした結果はBPAの低用量作用の証拠は見出せないとの結論を出しました。
ビスフェノールA(BPA)の低用量作用はなかった!
しかしながら、近年でも動物実験にて極めて低用量での暴露により生殖や発育などへの影響を示唆する知見が報告されており、現在でも継続して各国において再評価が行なわれており、順次その結果・見解が公表されていく予定です。
新しい情報は随時、このホームページ上でもご紹介していきます。
これに対し、ビスフェノールA業界を始め、これまで国内外の多くの独立した試験機関で大規模な再現実験を試みましたが、異常は再現されていません。
2004年、リスク評価において世界的に権威あるハーバード大学リスク分析センターの専門家パネルは、世界中で発表されたBPAの低用量作用に関する膨大な研究報告書について精査し、証拠の重み付け(weight of evidence)をした結果はBPAの低用量作用の証拠は見出せないとの結論を出しました。
ビスフェノールA(BPA)の低用量作用はなかった!
しかしながら、近年でも動物実験にて極めて低用量での暴露により生殖や発育などへの影響を示唆する知見が報告されており、現在でも継続して各国において再評価が行なわれており、順次その結果・見解が公表されていく予定です。
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