環境省によるビスフェノールAについての”メダカ拡張一世代繁殖試験”の結果
環境省が
環境省が2020年2月27日に開催した「令和元年度第2回化学物質の内分泌かく乱作用に関する検討会」において、ビスフェノールAについてのメダカを用いた拡張一世代繁殖試験の結果の報告書(資料2-1)及び概略版(資料2-2)が公表されました。
http://www.env.go.jp/chemi/post_142.html
この試験は、エストロゲン様作用など内分泌かく乱作用による有害性を確認するために、化学物質の母体から卵への移行による次世代、さらに次の世代への影響を評価する試験で、生態毒性試験としては最も高度な試験の一つです。
ビスフェノールAは、0, 28, 93, 330, 1000, 3700μg/Lの濃度で試験されました。その結果、メダカの繁殖性に及ぼす最小影響濃度(LOEC)は1000μg/Lで、繁殖性に有害性が示唆されなかった最高濃度(NOEC)は330μg/Lとなりました。
このNOECの濃度330μg/Lは、平成26年度に実施された化学物質環境実態調査において測定された最高濃度0.28μg/Lの約1,180倍であったと報告書に記載されています。
すなわち、ビスフェノールAはメダカに有害性を示す濃度に比べて、水環境中の濃度は十分に低く、問題のないことが確認できる結果となりました。
2020年2月27日に開催した「令和元年度第2回化学物質の内分泌かく乱作用に関する検討会」において、ビスフェノールAについてのメダカを用いた拡張一世代繁殖試験の結果の報告書(資料2-1)及び概略版(資料2-2)が公表されました。
http://www.env.go.jp/chemi/post_142.html
この試験は、エストロゲン様作用など内分泌かく乱作用による有害性を確認するために、化学物質の母体から卵への移行による次世代、さらに次の世代への影響を評価する試験で、生態毒性試験としては最も高度な試験の一つです。
ビスフェノールAは、0, 28, 93, 330, 1000, 3700μg/Lの濃度で試験されました。その結果、メダカの繁殖性に及ぼす最小影響濃度(LOEC)は1000μg/Lで、繁殖性に有害性が示唆されなかった最高濃度(NOEC)は330μg/Lとなりました。
このNOECの濃度330μg/Lは、平成26年度に実施された化学物質環境実態調査において測定された最高濃度0.28μg/Lの約1,180倍であったと報告書に記載されています。
すなわち、ビスフェノールAはメダカに有害性を示す濃度に比べて、水環境中の濃度は十分に低く、問題のないことが確認できる結果となりました。